見切り発車の勇気

先日東北新幹線でお客さん200人ぐらい積み残して出発してしまった話がありました。強風やらなんやらの混乱である程度は仕方なかったとはいえ、文字通り「見切り発車」と言っていいでしょう。

さて、この「見切り」というのは日常生活でも同じように、物事にどこかで線を引く必要がある話でも使いますね。

「やがみんは見切りが早すぎる」ということを時々言われます。といいながらガラクタを集めては後悔することもあるので実際のところどうかはわかりませんが。

とはいえ、この見切りが早いというのはうまく回っていく限りものすごく効果的なことにもなります。

「同人CDとは総合芸術作品である」と、どこかで伺ったことがありますが、事務的にいえば必要なリソースをどこから調達するか、いま確実に調達できるのはどこかということになってきます。特にうちのような短期集中で一気に答えを出さないといけない場面ではなおのことです。

短期集中ということは時間がありません。
どの作品を作るにせよ、スケジュール上どうやっても無理ということがわかれば、どうしてもお願いしたい場面でもスケジュール上出来ないということも起きてきます。発行日が決まっている話ですからここはある程度の冷酷さが必要になります。

とはいえ基本は相手の状況を知り尽くしておくことにつきます。今はダメでも次には状況が変わっていることは当たり前ですし、なによりやりたいことをやれるようにやっていただくことが結果的にいい作品になっていくものだと思います。やりたくても出来ないややりたくないで無理をさせてもいけないと思います。

このあたりの判断をしっかりしていきたいですね。