募集するときのスタンス

アンテナが低いせいか、ここ最近のニュースに疎くていけません。
ここ最近のネット声優(ボイスエイド)を取り巻く環境がこうも悪化しているとは思いませんでした。詳細については皆さんご承知の通りですので記載しません。

もちろん悪意をもった人がいることは許しがたいことです。
とはいえ、まずは自らが襟を正すことからはじめないことには全体が良くならないと思います。

アイシーエスでは、作品に参加いただく方を全てキャストと呼ばせていただいています。このキャスト募集時のスタンスを説明しておきますね。

・「参加者」であること
スタッフはどんな苦労も致し方ないと思いますが、キャストさんに対してはあくまで「作品に対してお手間をかけてご協力いただいている」という立ち位置を取っています。

・必要な最小限の情報だけを取り扱うこと
特に個人情報についてはその漏洩が無いように気をつけています。また、作品制作終了まではメールアドレスのみで連絡を行い、完成作品の送付についてもDL頒布版を主にダウンロードしていただくようにしております。メディア版を希望され住所などの情報を頂いたとしても、企画終了後は速やかに破棄するなどの運用をしています。(それゆえに毎作品キャストが違うということになっています。)

・可能な限り全てネット上で完結させること(声優/歌手)
特に製作にあたり可能な限り全てをネット上でのやり取りで完結させるようにしています。これは旧アイシーエス時代の失敗を踏まえ、接触を最小限にすることと、うかつに行動することでのあらぬ疑いを掛けられないようにする点があげられます。

・気持ちよく参加できるような仕組みを作ること
ここまでのセキュリティを組むと自由度が減っていくわけですが、それを補う為の仕組みづくりが出来るよう、最新の技術動向などを踏まえシステム面でサポートをしています。(専用SNSシステム構築など)
作品の性質上直接収録が必要な場合やキャストさんに収録機材が無いなどの場合、あくまで合意を得た上でやむを得ず直接収録を行うなども行うことがあります。この場合でもキャストさんに失礼がないようにしております。

理想は製作スタッフ/キャストさんで打ち上げなどもやってみたいものですが、状況があまりにも変わりすぎた昨今ではもはや無理なのかもしれません。

いかなる作品を作る場合でも「やれる人がやれることをやっていく」「みんなでいっしょにつくる」という簡単なことをただ忠実にやりたいだけです。